当時 北茨城養護学校(現北茨城特別支援学校)に通学していた重い障がいをもったお子さんたちにとって、卒業後の進路は少なく、作業所に通所するか親子で在宅で過ごすしかありませんでした。また遠隔地にある施設に入所することも困難でした。まして親が年老いて見守ることができなくなったときはどうなるか不安を募らせていました。
先を見通せない中で親たちが集まって、茨城県県北地域で入所施設の設立を目指そうとの機運が高まりました。
平成7年に設立準備会を発足させ、暗中模索ながら毎月会合を持ちつつ、県、市町を始め思いつくすべての方々に実情と必要性を訴え続けました。
また多くの皆さんの署名を添えて議会への請願も行いました。